女衒の瀬島から姉サヨリ(お香)の行く末を聞き、ヒドイ仕打ちをした瀬島を罵り叩きます。
しかし、女郎から搾取しても、どんな酷いことをしても罪に問われない女郎の悲しい運命。
サヨリが「死に神お香」と言われる所以は?
柳はサヨリを身請けできるのでしょうか?
それでは、この記事では声なきものの唄第42話のあらすじ・ネタバレ・感想について紹介していきます!
さらに、モアン独自の視点で第43話の予想・考察もしてみました!第43話の発売日についても調査しました。
もし、文章のネタバレではなく絵付きで「声なきものの唄」が読みたいのであれば、U-NEXTで今すぐに「声なきものの唄」をはじめ、関連作品が無料期間中に3冊分無料で読めますよ♪
※無料期間中に解約しても料金は一切かかりません。
スポンサーリンク
ざっくり目次
声なきものの唄第42話のあらすじ・ネタバレ
女郎の行く末
千鳥(チヌ)は、瀬島に八津遊郭の競りで買われた安藤サヨリの妹だと話しかけます。
瀬島はチヌを見て大笑い。
「あん時のチンケなガキが東陽楼の2枚目とは・・おまえはよみ損なった。」
こんなに丁寧なもてなしをするのはどんな理由か?と楼主に尋ねます。
「千鳥の唯一の身内である姉サヨリの行方が知りたい、サヨリを買ったあんたならわかるだろう。」
横から若様が「手駒の情報は女衒の飯の種。失礼をしてウソを教えられたら時間の無駄ですしね?」とニッコリ微笑みます。
瀬島は全てを悟りました。贅を尽くした脅しであると・・。
楼主はみんなを下がらせますが、巴太夫だけは見届けたいと言って残ります。
女郎の行く末を聞かせたくなかった楼主の配慮でした。
瀬島が語り始めます。
女を作り変えるのには2つの方法がある。うんと痛めつけるか、うんと贅沢させるか。
サヨリは贅沢に慣れ切ってみごとな女郎に仕上がったというのです。
金持ちの老人の妾として、身も心もとろかすような女にサヨリを仕上げた瀬島。
サヨリをお香と名付け、お香の身体にのめり込んで寿命がつきた老人はひとりやふたりじゃないといい、「死に神お香」と呼ばれていたほどだと語ります。
それを聞き、あんな優しかった姉やんが・・と驚きの表情のチヌ。
老人相手なら妊娠の心配もなかったのに、ちょっかいをだされて妊娠をし、堕胎を選ばざるを得なかったと・・。
闇の病院にサヨリを連れていき、処置させます。
サヨリは瀬島に頼りにしており、何でも言うことを聞くのです。
ヤブ医者のせいでサヨリは金もち相手に使えないとわかり、瀬島はサヨリと関りたくないと遠い見世へ売り払いました。
それを聞いたチヌは瀬島の頬を叩き飛び掛かります!
若様が止めに入り、瀬島は
「わしが何か悪いコトをしましたろうか?商品の質が落ちりゃ手当もほかしもする。」
チヌは涙が止まりません。
搾取される女郎
そこへ巴太夫が間に入ります。
「上客ばかり渡り歩いて、何年も稼いで借金がキレイにならんかったと?着物やらかんざしはお香さんに上乗せで?相当抜き取られたんですなぁ。」
外に買いに行けない女郎たちは、外よりも高い着物や日用品を行商人から購入しますが、利ざやは行商人と見世とで山分けというのはこの世界の常識だと、楼主にも問いかけます。
賢すぎる女は男に煙たがられると、巴太夫に嫌味を言いますが、
巴太夫は大声で笑い「そんな器量の小さなお客はひとりももっとりゃせんですわ。」
瀬島は観念をして席を立ちながら、チヌに言います。
「あんたのような正直者は女郎に向いていない。さっさとそこにいる旦那にひかれてカタギに戻れ。」
チヌは、「うちの姉やんをめちゃくちゃにしたあん人は悪くねぇんですか?」と大泣きしながら若様に問います。
「・・人を変えてしまうのは法では罰せられないんだよ。チヌちゃん。」
若様の胸で大泣きするチヌ。
スポンサーリンク
死に神お香
その頃、チヌの姉サヨリ(お香)が働く烏川新地では常連の柳がサヨリに会いに来ます。
サヨリは別の客にベタベタしながら、「ホンマに吉末さん、瀬島さんを知っとるの?」と言うと、吉末はヘラヘラ笑いながら、「仕事で一緒にあちこち回ったもんや。」
柳はサヨリに瀬島のことを聞きます。
「ただ・・そん人のとこへだけ戻りてぇ。」と遠い目をするサヨリ。
柳は瀬島に嫉妬をしますが、どうしてもサヨリを忘れることができません。
女郎屋の店主にサヨリを身請けしたいと話をしますが、相当な値段を持ち掛けられてしまいます。
なんとか都合をつけるので待ってほしいと頼み、サヨリのところへ行き土下座をして一緒になってくれるよう頼みます。
サヨリは、吉末の相手をしながら「身請けされたい相手は別の人か?セジマに迎えに来てほしいのか?セジマとつなぎ取ったろうか?」と言われると目を見開き
「え・・ホンマ?!」
息を切らせながら女郎屋に入ってくる柳。
「金、持ってきた。これでお香を身請け・・。」
店主は「遅かったわ。あん女は逃げた。」と激怒して言います。
青ざめた表情の柳が一瞬目を見開き、血を流して倒れ込みます。
賭場のお金を盗み後ろから刺されたのです!
息をしていない柳に向かって、店主は「死に神お香」の名はダテではなかった。
惚れた女のために命を落とすのはチンピラにしては上等な最後。
サヨリと吉末はいったいどこへ行ったのでしょうか?
本当に吉末は瀬島と知り合いなのでしょうか?
声なきものの唄の最新話・全巻を無料で読む方法
声なきものの唄第42話のあらすじ・ネタバレを紹介してきましたが、絵付きのマンガで読んだほうが面白さは全然違います。
U-NEXTを使うと実質無料で「声なきものの唄」を無料で読めるんです。
無料で貰える600ポイントで「声なきものの唄」が3冊読める!
U-NEXTでは31日間の無料お試しキャンペーンを実施中!登録すると600円相当のポイントがすぐに無料で貰えます。
このポイントを利用すれば声なきものの唄(分冊版)が1冊162ポイントで読めるので、関連作品も含めて無料期間中に3冊分無料で読めるんです!
2019年8月現在では第40話までの分冊版が配信されています。
声なきものの唄の関連作品も読める!
U-NEXTではその他にも「声なきものの唄」の作者である安武わたるさんの作品の
- 醜女のシンデレラ(540ポイント)
- あばら屋の娘(540ポイント)
- 醜女おとぎ草子(540ポイント)
- ママがわたしを撃った(540ポイント)
となどの関連作品も読めます!
U-NEXTの無料登録後にすぐに貰える600ポイントを使えば、課金する必要はなく無料で関連作品も読むことが出来ます。
一度購入した漫画は何度でも無料で読み返せますよ♪
600ポイントを超える場合は1000円分からポイントの追加が可能です。
漫画以外にも約9万本の動画も無料で見られるのでおすすめです!
※無料期間中に解約しても料金は一切かかりません。
声なきものの唄第42話の感想
今回のお話は悲しい回でしたね・・。
サヨリの悲惨な運命をチヌが知ることになりましたが、余計に辛くなったので知らなかった方が良かったのかもしれません。
瀬島のような男を想い続けるサヨリの気持ちがよくわかりません。
女をただの商品としか見ていないのに・・。
サヨリを本気に好きになり殺されてしまう柳は、サヨリとつつましい生活を夢見ていたのではないでしょうか?
ふつ~に幸せになることが難しい時代だったのかもしれません。
他の方の感想も見てみましょう。
『声なきものの唄~瀬戸内の女郎小屋~』って廓ものの漫画読んでるんだけど、哀しく辛い中にもユーモアと人情と少女まんが(木原敏江)っぽさがあって、良い作品。あちこちの貸まんがサイトで読めるよ、おすすめ。
— 岡村 (@Mint_Lee) February 7, 2019
女郎の話なので、可愛そうなエピソードや場面もあるのですが、それと同じくらいかそれ以上に、「女性の強さ、素敵さ、歴史」が華やかにかつリアリティをもって描かれていて、とても読み応えがあります。 男女差別は現代もあるわけですが、こういう方々の悲しい歴史や悔しい歴史があってこその、今の女性たちの地位向上・社会進出だとも私は思っているので、登場人物たちに共感したり応援したりしながら読んでいます。 登場人物一人一人のキャラがはっきりしていて、みんなそれぞれに人情味があって、悲しい歴史を背負っているけど明るく前向きに頑張っていて、みんなそれぞれに魅力的です。 ラストは、みんなに幸せになって欲しいです。
元々遊郭ものはよく読むのですが、つらくてただただ悲惨な話が多いなか、悲しみを表現しつつも逞しく生きる女性、その中で人間としての日常や生き様や感情を漫画らしくドラマチックに描いていると思います。詳しいながらも追いつめすきず、読み慣れない方も取っつきやすいかもしれません。未完で更新も遅いので続きが気になって仕方ありません。
色々なおいらんテーマの漫画を見てきましたが、初めて知った用語が出てきたりと詳しいです! 皆太夫は綺麗です〜(≧∇≦) 私が、男性へ対しての熱い恋焦がれる気持ちや、女の根性、好きな男への情、生きてゆくための女の肝、勉強になりました。 また、他のおいらん漫画にありがちな生々しいセックス描写もあまりありませんので、そういう描写が苦手な方も安心だと思います!
引用:https://comic.k-manga.jp/title/96238/report/2?search_option%5BtitleSort%5D=recommendation
声なきものの唄第43話の考察・予想
吉末と逃げたサヨリですが、吉末はサヨリの気を引きたいだけで瀬島を知っているとウソを言ったのだと思います。
吉末はサヨリを商品のように扱い、客を取らせるようにして金儲けの道具にするのでは?
若様は、瀬島の情報を元に烏川新地の女郎屋までたどり着くと思いますが、サヨリはまた行方不明。
チヌはまた悲しい思いをすると思います。
次回はどんなお話になるのでしょうか?
「声なきものの唄」第43話の発売日はいつ?
「声なきものの唄」は月刊誌「ストーリーな女たち」で連載されているマンガです。
「ストーリーな女たち」は毎月第4木曜日が最新刊の発売日。
通常でいけば2019年9月26日(木)が第13話の発売日となりますね!
作者の安武わたるさん、なんとか原稿締切に間に合わせて下さい!笑
「声なきものの唄」第42話のまとめ
声なきものの唄第42話をまとめると…
- 女衒の瀬島から姉サヨリ(お香)をモノ扱いをしたことを知り悲しむ妹チヌ(千鳥)
- 女郎から搾取しても、どんな酷いことをしても罪に問われない女郎の悲しい運命。
- サヨリが「死に神お香」と言われるゆえんは?柳はサヨリを身請けできるのか?
※無料期間中に解約しても料金は一切かかりません。
コメントを残す