この子嫌い〜2016年埼玉県3歳女児やけど放置死事件〜のあらすじ・ネタバレ・感想を紹介！

バツイチ22歳の景子は、4歳、3歳の二人の娘と内縁の夫・ヒロヤと生活をしています。

しかし、妹の千花だけにはつらく当たります。

景子の妊娠をキッカケに、虐待がエスカレート！

千花はいったいどうなるのでしょうか？

それでは、この記事ではこの子嫌い〜2016年埼玉県3歳女児やけど放置死事件〜のあらすじ・ネタバレ・感想について紹介していきます！

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この子嫌い〜2016年埼玉県3歳女児やけど放置死事件〜のあらすじ・ネタバレ

愛情のカケラもない鬼畜母

2015年11月、埼玉県狭山市。

鬼母・川井景子22歳、内縁の夫・大河内ヒロヤ24歳。

景子には、前夫の子供・千花3歳、舞花4歳の娘がいました。

半年前から、二人の子供を連れて、ヒロヤのマンションで暮らし始め、共にバツイチ。

景子は、なぜか千花だけに辛く当たるため、初めはヒロヤも景子をたしなめ、千花にも優しく接していました。

ある日のことです。お祭りに景子の母も含めてみんなで行き、焼きそばを食べていました。

千花が姉の舞花のためにやきそばをフーフーしてあげると、いきなり景子は、千花の頬をパシーンと叩きます！

景子の母もヒロヤも千花をかばい慰めます。

しかし、景子は「汚いからだよ。」と愛情のかけらもありません。

ヒロヤはしょげている千花を慰め、一緒にフーフーと遊びます。

ヒロヤにも前妻に同じぐらいの子供がいたため、子供の扱い方は慣れていました。

また、仕事にもきちんとついており空調整備士として働いていました。

景子は、母親が二度離婚して母子家庭で育ちます。

中学から不登校になり、キャバクラで働き、17歳で同い年の男性とできちゃった婚。

元ダンナの実家に住み、姉の舞花を産みました。

大勢の家族に囲まれて幸せに暮らしていましたが、千花が産まれたとき、離婚問題が持ち上がっていたので独りぼっちでした。

千花を、疫病神のようにお腹にやってきたと感じていた景子。

友人や近所の人にも千花に冷たく当たるのは、隠そうともしませんでした。

虐待の兆しは大勢の人が知っていました。

みんな知っていたのに・・

そんな時、景子が妊娠します。

妊娠検査薬が陽性になったと、笑顔でヒロヤに見せます。

ヒロヤは喜ぶどころか、表情を暗くして、

「ムリじゃね？おまえこどもを同じようにかわいがれないだろ？」

景子は、ヒロヤの子供を産んで家族になりたいと必死に説得。

「ちゃんとした一家になろうよ。」

ヒロヤは、仕事中もプレッシャーで気分が塞いでいます。

マジ、やってらんねー

ヒロキと景子は、一緒に保育園へ子供たちを迎えに行きます。

後部座席から、千花が必死でヒロヤに話しかけます。

「お仕事帰りはくさいからフーで飛ばしてあげる。」と言って後ろからフーと息をかけます。

カチーンと頭に血が上ったヒロキは、急ブレーキをかけて、「逆なでしてんのかコラ」と言いながら、千花の鼻をげんこつで殴ります。

千花は鼻血を出しながら、大泣き。

景子は千花をかばうどころか、うれしそうに「そうでしょ。腹立つでしょ。コイツ。」

今まではヒロヤが千花をかばっていたので、何とかバランスを保っていましたが、景子の妊娠を機にヒロキは変わっていきました。

千花の鼻をギューギュー摘まんで、千花が泣き叫ぶのを見ながら景子はバカ笑い。

また、ホームセンターに一緒に行き南京錠を買ってきます。

押し入れに南京錠をヒロヤが取り付け、千花を紐で縛り自由を奪います。

その頃、千花の泣き声を聞いた住民から警察へ通報が入ります。

警察官が部屋までやってきて、千花と会いますが虐待に気づきません。

警察官が来たのに、全く反省もせずにますます虐待はエスカレート。

千花を裸にさせ、後ろ手に鎖で縛り、叫び声を聞こえないようにするため、口にはタオルを押し付けます。

そして、首を縛り、滑車のように上に引き上げます。

二人は喜びながら、「虐待は文化だ～。」

ある日、友人が遊びに来たとき、千花は部屋の隅で正座。

「今日もパパに怒ってもらうからね。」というと、ビクリと体を震わせます。

それを見て、笑う景子。

友人に、どうやって虐待をするかといった、ヒロヤとのやり取りまでも見せます。

友人は戸惑うだけで千花を助けてくれません。

エスカレートした虐待の結果

景子は妊娠8か月となり、ますます虐待はひどくなっていきました。

千花を裸にしてお風呂場にいさせます。

ヒロキが帰ってくるやいなや、「水かけすっぞー。」

水をかけても、千花は黙ったまま。

何も言わない千花に対して、ストレス解消できないとわめくヒロヤ。

ギャーギャーと言わせたいのです。

ストレス解消なら・・と景子が迫りますが、ヒロヤは冷たく突き放します。

景子は冷たくされたことに腹を立て、子供を連れて実家へ帰ります。

母親は、景子が妊娠していたことにも驚きますが、千花がやせ細り、顔にあざがあることを景子に尋ねます。

「ヒロヤがやった。」

子供を産んだら、きちんと働き先を探して生活を立て直そうと母は助言。

しかし、クリスマスにヒロヤから帰ってこいとメールが来たため、またヒロヤの元へ帰ります。

「千花、冷たいのは慣れちゃったんじゃない。あっついのはどう？」

「それナイス。」

二人はコソコソと相談。

ヒロヤはやかんのお湯を千花の顔に注ぎます！

「ギャーーー。」顔を押さえてのたうち回る千花。

顔はグジョグジョに溶けています。

それでも景子は、「ほっときゃ治るよ。」

やけどから1週間後にヒロヤが救急車を呼んで、「気が付いたら冷たくなっていた。」

千花のむごいやけどの跡は、救急隊員でさえも目を背けるほどでした。

景子は、「こんなことになりたかったわけでない。ヒロヤと楽しく・・。」

2日後、二人は保護者責任遺棄致死と傷害の疑いで逮捕。

完

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