オンリーマイライフ〜家庭崩壊からの再生〜のあらすじ・ネタバレ・感想を紹介！介護・不登校・家庭内パワハラに負けない

主人公・向井早苗３９歳。

ひょんなことからフットサルチームに誘われ練習に行くことになりました。

リハビリをしようとしない寝たきりの義母、部屋に引きこもっている不登校高校生の息子・圭太、暴言ばかりの夫・圭右。

家庭崩壊は間近か？！

それでは、この記事ではオンリーマイライフ〜家庭崩壊からの再生〜のあらすじ・ネタバレ・感想について紹介していきます！

もし、文章のネタバレではなく絵付きで「オンリーマイライフ〜家庭崩壊からの再生〜」が読みたいのであれば、U-NEXTで今すぐに「オンリーマイライフ〜家庭崩壊からの再生〜」が実質無料で読めますよ♪

U-NEXTでオンリーマイライフ〜家庭崩壊からの再生〜を無料で読む

※無料期間中に解約しても料金は一切かかりません。

オンリーマイライフ〜家庭崩壊からの再生〜のあらすじ・ネタバレ

家庭崩壊に一筋の光

向井早苗３９歳。専業主婦。

ひとり暮らしで元気だった義母が脳梗塞で倒れ、言葉も体も不自由になったため自宅に引き取り介護中。

ひとり息子圭太は高校１年生ですが、第一志望の高校に落ちてしまい、第二志望の高校へ入学しましたが夏休み明けから不登校に。

しかも部屋からは一歩もでず、食事も早苗が部屋の前にいつも置いています。

夫・圭右４３歳。早苗に言葉の暴力で支配をし、いつも早苗は夫にビクビク。

義母がリハビリをしようとしないことや、圭太の不登校のことを相談しますが、まったく相談相手にはならずイライラしてタバコをふかすばかり。

否定してばかりの夫に嫌気がさし、夜中に散歩にでます。

公園のベンチに座り、幸せって何だろう・・？とぼんやり考えていたら、「ねぇ、あなたもやってみないフットサル。」と少し年配の女性４人組から声をかけられます。

断るのですが、無理に手を引っ張られて練習に参加。

適当にボールを蹴り返すと、「あら上手。フットサルやってたの？」

「息子が小学生のころサッカークラブに入っていて。練習相手になっていたから。」

あと１人いたら試合に出れるから、是非入って欲しいと４人から懇願♡

４人はみんな６０代前半。

募集をしてもメンバーは集まらず、年寄で才能がない人間はやりたいこともやれない・・としゅんとしています。

その姿をみて早苗は、「たいして力になれませんけど。」

みんな大喜び。練習時間も早苗に合わせてくれると言うのです。

朝になり夫にフットサルの練習に行ってもいいかと聞くと、機嫌が悪くなり、「遊びほうけている場合じゃない。圭太とおふくろのことをなんとかするのが仕事だろ。フットサルなんかどんくさいおまえにできるわけがない。」

「・・わかったわ。断るわ。」

反対されるのはわかっていましたが、夫にとってはただの家政婦なんだわ・・とため息をつく早苗。

朝食を圭太の部屋の前に置こうとすると、ドアの向こうから小さな声で「フットサル・・平日の昼間ならお父さんいないし行ったらいいよ。おばあちゃんの様子ぐらいみてるし・・。」

思わず、それより学校へ行ってと言いそうになりましたが、グッとこらえて、フットサルを一緒にしないか？と誘います。

しかし、「やらない。ああいうのは一生やりたくない。」

圭太が学校へ行けなくなったのは私たち夫婦のせいだと悔やんでいます。

圭太はサッカーが好きで中学でもサッカー部に入り頑張っていましたが、学校の成績のことを夫に責められサッカー部を辞めて勉強を頑張るように言ったのです。

早苗も高校に合格すればまたサッカーをやればいいと励ましました。

しかし、第一志望の高校には合格できず、第二志望の高校には大勢の中学からのサッカー部の同級生や先輩が・・。

イジメは受けていませんでしたが、「・・学校がしんどい・・どうせ勉強も・・才能もないんだし・・。」と布団から出れなくなったのでした。

見ているだけで何にもできない母親だと心の中で謝る早苗。

やはり家庭崩壊か？

午後、フットサルの練習に行きますが、運動不足のため体が思うように動きません。

しかし仲間たちが優しくヘルプをしてくれます。

休憩中、どうしてフットサルを始めたのかみんなに聞いてみました。

４人ともそれぞれの事情があり始めたのです。

「何も問題がない人なんていないでしょ。」と笑いながら言うメンバー。しかしそう思えるようになったのは年を取ってきてからだと話します。

「若いころは、まわりはみんな幸せそうに見えて自分だけが不幸に思えたりするのよ。」

人の人生はそれぞれなんだってわかってくればもう安心、体を動かしていたらきっと気分も変わると、さりげなく励まされます。

心が少し晴れやかになり笑顔で走る早苗。

その頃、自宅では祖母の部屋へ圭太が入り、隣で漫画を読み始めます。

「退屈じゃない？おばあちゃん、マンガだけど読む？」と優しく話しかけます。

祖母は目を少し動かし、腕を振るわせます。

手が動かないことがわかった圭太。

今度はテレビをつけようか？と聞きますが、返事をしないため「おばあちゃん、全然しゃべれないの？」と言うと、キッッと目を見開く祖母。

小さな声で、「・・け・・い・・た・・ご・・め・・ん・・よ・・。」

反応があったのがうれしくて、圭太も「僕もごめん。」

早苗は義母がいつもより食欲があったことに喜び、圭太にお礼を言います。

部屋のドアが開き、家で練習するようにとサッカーボールを手渡す圭太。

あかりがともった瞬間でした！

ちょっとしたうれしいことでもフットサルの仲間に言うと、みんなも自分のことのように喜んでくれます。

その頃、祖母の横に座り学校のことなどを話しかける圭太。

「僕みたいなこども・・いないほうがいいのかな・・。」

おばあちゃんはポロポロ涙を流しながら、不自由な言葉で必死にしゃべります。

「ばあちゃんも・・死んだ・・ほうが・・いい。こんな・・からだ・・め・・い・・わ・・く・・。」

ちょうど早苗も練習から帰り、必死になだめます。

しかし、「わたしを・・ほっといて・・。」と子供のように泣きじゃくるおばあちゃん。

そこへ夫圭右が帰り、「おふくろ、わがままばかり言うな。施設に放り込むぞ！」と怒鳴りつけた瞬間、早苗は圭右の頬をバチンと叩きます。

「なんてことを親に向かっていうの。謝って！」

圭右は、家庭内パワハラ発言を繰り返し、謝る気配などみじんもありません。

キッパリと「じゃあ。離婚します。」と落ち着いた顔で言う早苗。

怒った圭右は早苗を突き飛ばしました。

その時、圭右の背広を手が不自由なのにぐいっと引っ張るおばあちゃん。

「おまえ・・バカ・・息子だ・・わたしと・・さなえ・・さんに・・あ・や・・ま・・。」あとはワーワーと泣いて言葉になりません。

早苗は、自分のことをかばってくれた義母を泣きながら抱き締めます！

それぞれの再出発

あの日から３日後、義母はリハビリ付きの施設へ入所すると言い出しました。

「家族に優しくされると自分がもう人として終わりなんだと言われている気がしてつらい。今の自分と向き合って生きていきたい。」

圭太が祖母から聞いて手紙にした文章でした。

念願の初めての試合。メンバーは頑張ってはいますが、年齢的なこともあり８対０で負けています。

大事なのは突っ走ることじゃない。あきらめないこと。

早苗は必死にボールを追っています。

圭太は、おばあちゃんに負けたくない。また、サッカーをやらせてほしいと言って、今日も一生懸命応援してくれています。

夫圭右、圭太、そして義母までも車いすに乗って笑顔で応援！

早苗は田島さんにパス。

バシュッ。

シュートが決まりました！

負けましたが、みんなで抱き合って大喜び。

圭右も「よく動いていたな。」と照れ臭そう。

圭右は、職場の上司と何年もうまくいっておらず家庭内パワハラの原因は職場のストレスにあったのです。

給料は減りましたが配置転換を願い出て、早苗とも上手くやっているようです。

圭太がおばあちゃんの車いすを押して、夫婦が後から歩いています。

家庭には何らかの事情をかかえています。

それぞれのオンリーマイライフ。心をつなげていきましょう。

完結

オンリーマイライフ〜家庭崩壊からの再生〜を無料で読む方法